福岡市博多区東月隈、いなば耳鼻咽喉科、耳鼻咽喉科、アレルギー科、花粉症、アレルギー性鼻炎

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喉の病気

扁桃炎

喉の奥の左右にある扁桃が炎症で赤く腫れる病気です。しばしば白い膿(うみ)が付着しています。喉が激しく痛み、高熱が出て食事が痛みでとりづらくなります。抗菌薬の内服や点滴で治療します。場合によっては入院が必要なことがあります。また、頻回に扁桃炎を繰り返す場合は、手術が必要となることがあります

扁桃周囲膿瘍

扁桃炎をこじらせ、片方の扁桃の周りに膿が溜まる状態です。扁桃炎の症状に加えて口が開けにくくなったり、しゃべりづらくなったりします。膿の部分に針を刺して吸い出したり、メスで切開したりします。しばしば入院が必要になります。再発するような場合は手術が必要となることがあります

口内炎

口腔内の粘膜に生じる炎症性の病変で多くはアフタ性の口内炎で噛んだり、やけどしたりしてできることが多いですが、疲労やストレス、ビタミン不足などが関係するともいわれています。うがいして口腔内を清潔に保ち、軟膏を塗ったりして治療します。また口内炎がたくさんできたり、繰り返しできたりする場合はベーチェット病などの自己免疫性疾患などの場合がありますので注意が必要です。

唾石症

唾石と呼ばれる石が唾液腺(顎下腺、耳下腺など)にできて、そこから唾液を運ぶ管(導管といいます)に石が引っ掛かり唾液腺が腫れる病気です。顎下腺の場合が多いです。食事をしたときなどに痛みや腫れがひどくなるのが特徴です。自然に唾石が排出されて治癒する場合もありますが、そうでない場合は手術により石を取り出します。

口腔がん(舌がんなど)

口の中のがんの総称で多いのは舌がんです。ほかにほっぺたの裏側の頬粘膜、口腔底、歯肉などにできます。舌がんは舌の縁にできることが多く、初期の症状としては無症状のことが多いですが、小さなしこりや腫れとして発見されることが多いです。進行すると痛みが出てきたり、潰瘍ができて出血したり、食事がとりづらくなる、しゃべりづらくなる、首のリンパ節が腫れてくるなどのさまざまな症状が出現してくるようになります。なかなか治らない舌や口腔内の粘膜の病変があるときは、なるべく早く耳鼻咽喉科を受診しましょう。

咽頭がん

咽頭は上咽頭、中咽頭、下咽頭に分かれていてそれぞれにがんができる可能性があります。上咽頭がんではがんが大きくなると鼻が詰まったり、鼻血が出やすくなったり、中耳炎を繰り返しやすくなったりします。中咽頭がんでは喉の違和感や痛みが出現したりします。下咽頭がんは喉の違和感や痛み、ものがつかえる感じがする、声がかれるなどの症状が出現します。下咽頭がんは食道がんを合併することが多いです。いずれのがんもくびのリンパ節に転移しやすいのでくびの腫れやぐりぐりしたものが触れるなどの症状で受診される患者さんも多いです。

睡眠時無呼吸症候群

いびきをかく人で睡眠中1時間に無呼吸(10秒以上息が止まる)状態が5回以上見られる場合、もしくは7時間の睡眠中に30回以上無呼吸がみられる場合、睡眠時無呼吸症候群と診断されます。主な治療法はCPAPという治療機器を用いる方法やマウスピースを夜間装着する方法、手術的に喉をひろげる方法などがあります。お子さんの場合は扁桃肥大やアデノイド肥大が原因の場合が多く、手術により改善が期待できます。

急性喉頭蓋炎

声帯のすぐ上にある喉頭蓋という部分が炎症を起こして腫れあがる病気です。最初は喉の痛みや発熱などで始まりますが、急激に症状が進行し呼吸困難、場合によっては窒息に至る危険性もある病気です。軽症例以外は原則入院して治療するのが好ましいです。緊急の気管切開が必要になる場合もあります。

声帯ポリープ

声帯にできる炎症性のポリープでがんとは異なります。カラオケや怒鳴り声、演説などの声の乱用が原因となることが多いです。声の安静、内服薬やネブライザーなどで治療しますが、改善しない場合は、手術でポリープを切除します。

喉頭がん

喉頭がんの中でも、声帯自体にできるがんは、声枯れが早期に出現するため、比較的早く発見できる場合が多いです。しかし声帯の上方もしくは下方にできるがんは声枯れの症状が出現しにくく、進行した状態で診断される場合がほとんどです。治療は放射線療法、抗がん剤、手術を組み合わせて行います。声枯れが1カ月以上続く場合は耳鼻咽喉科を受診することをお勧めします。